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柔術の魅力

熊本にブラジリアン柔術を根付かせたい、その魅力を一人でも多くの人に伝えたい。その思いから、私こと、高亀洋介は、熊本に念願の常設道場TATORUをオープンさせました。私は柔術が大好きですが、なんで大好きなんだろう?って考えると理由が沢山出てきてしょうがないんです。

格闘技と聞くと、皆さん強くなるためにやるものだ。と思うと思います。もちろん強くなるためにやっている方も沢山います。ですが、ブラジリアン柔術のファンは、ただ強くなるためだけに、やり続ける訳じゃないんです。そこを伝えたくてこの文章を書いてます。

格闘技は気持ちいいんです
ところで、頑張って強くなったとして、日常で腕っぷしの強さが生かされる場面ってありますか?まぁ無いとは言いませんが、みんながみんな、殺伐とした世界で生きているわけではないですよね。とはいえ、強さには一定のロマンがあります。それはテレビでやっているRIZINを見て熱狂したり、アクションスターが悪者を、拳一つでなぎ倒す映画をみて興奮したり、子供がみるアニメでも、キックやパンチで敵を倒すことに興奮しているわけです。その根源には、動物的な本能があると私は考えます。人は平和に過ごしたい一方、テレビの中で思いっきり暴れている登場人物の姿に自己投影してストレス発散しているわけです。それは人間が動物の一種である以上、DNAに刻まれているのです。つまり、戦いを見てアドレナリンが出るのです。これは生理的な現象です。
実は、スポーツジムよりも格闘技のほうが痩せやすいんです。その理由は、格闘技はアドレナリン出やすいからです。それが脂肪を燃焼しやすくします。でも、単純にアドレナリンを出すことが快感なんですよ。格闘技ファンも、その快感を楽しんでいるところもあります。そう。格闘技はやってて気持ちがいいんです。ですが、殴ったり蹴ったりしていたら、骨や関節が物理的に故障するわけです。なので、年齢や社会生活を送る上で問題の起きやすい、打撃系格闘技は人を選びます。
柔術が広まった理由
そこでブラジリアン柔術です。Aboutのページで説明しましたように、ブラジリアン柔術は寝技を主体とした、ちょっと特殊な格闘技です。もちろん日本の柔道の寝技も似ている。という意見も多いと思いますが、そもそも寝技しかしない(厳密に言えば立ち技もありますが)ブラジリアン柔術は、ここ30年で世界に一気に広まった、まったく新しい、年齢や性別や社会的立場を選ばない、最新の格闘技なのです。広まった理由は、怪我が少なく、仕事や学校に影響なく続けられるから。そして、30代、40代からでもスタートしやすい、未経験者に優しくそして、続けていけば、ずっと上達を感じていられる格闘技だからです。ですが、誰にでも向いているというわけではないので、まずは、向いてない人はどういう人なのかを説明しておきます。

こんな人は柔術にむいてないかも

①コツコツ積み上げるのが面倒な方
ブラジリアン柔術は、うまくなるのに時間がかかります。よく言われるのが白帯から始めて黒帯取得までの平均は10年といいます。(白、青、紫、茶、黒の順)他の格闘技に比べて圧倒的に時間がかかるのは、ブラジリアン柔術の黒帯は本当に強くないと、もらえないからです。これは、柔道や空手以上に取得が難しいと言われています。柔術は他の格闘技が強い人でも、すぐに強くなれなません。それは、寝技というものが瞬発力や腕力だけでは、どうすることもできないような、技や動きを知らないと先に進めない格闘技だからです。たとえば、抑え込んだり、四肢の自由を奪ってから極めるというような、ねちっこい戦術は筋力や瞬発力だけでは、勝つことができません。もし、そこに殴る、蹴るといった打撃が加われば、それは途端に瞬発力、腕力が物をいうかもしれませんが、打撃がルール上禁じられているので、寝技に特化して鍛錬を積めるのです。それは柔道と一緒ですね。なんでもありが良ければそれはMMA(総合格闘技)になってしまいますから。
②とにかく、すぐに喧嘩につよくなりたい方
①のように、柔術は打撃がありませんし、なんでもあり、な格闘技ではないので、喧嘩に強くなりたい人には効率の悪い格闘技であると言えます。ただ、90年代は柔術は世界最強の格闘技と言われていました。ただ、その頃の柔術には打撃もあったのです。(グレイシー柔術)つまり、ほぼ現代の総合格闘技と同じストリートで1対1なら最強を誇る格闘技として君臨していました。現在はそこから、打撃を抜いたスポーツ化された柔術を、我々は柔術と呼んでいます。余談ですが、柔道も昔は柔術と呼ばれていて、打撃(当て身)はあったんですよ。
③負けるのが嫌な方
柔術の醍醐味は、スパーリングの数分間で、必ず勝敗がつくことです。勝ち負けがはっきりすることは、大人になればなるほど、あまり経験できなくなります。大人になると価値観は相対化して、何が勝ちで何が負けか決められなくなるからです。しかし、柔術のスパーリングは白黒はっきりつきます。これがとても大事なのです。相手がどんなに偉かろうが、金持ちだろうが、子供だろうが、大人だろうが、勝ちは勝ち。そこにあるのは、シンプルに強いか弱いかの差です。たとえば、自分よりも年下にスパーリングでコテンコテンにされて、屈辱を感じてやめてしまう人もいます。そういう人は無駄にプライドが高いと私は思います。柔術の強い弱いは、技術の差です。技術の差を埋めるには、練習したらいいのです。よって、負けは課題の発見にほかならず、屈辱ではないのです。
ですので、コツコツ積み上げるのが好きで、別に喧嘩につよくなりたいわけではなく、負けることも技術向上の糧であると楽しめる人は柔術に向いています。そして、ここから先は柔術を続けていると、どんないいことがあるかを沢山紹介します。これらは、私個人の感想ではなくて、これまで一緒に練習してきた仲間や、TATORUの会員さん。そして全世界の柔術家が言っていることで共感できたことをまとめた感じです。それに少しでも共鳴されたら、是非一度体験に来てください。

柔術は生き方そのものに影響するんです

柔術は肉体を変える
ただの格闘技が生き方に影響するなんて大げさなように聞こえますが、柔術は人の人生を変えてしまう力があります。それは、まず健康面での変化。特にこれまで運動していなかった人にとって、柔術で代謝があがり、筋力がつくことで、体が楽になっていきます。これは普通にスポーツジムやヨガやテニスでも同じことは起きると思います。ですが、柔術とそれらとは大きく違う点があります。それは仲間がいて継続しやすいこと、です。スポーツジムのように自分任せではなくて、道場という、行けば必ずいつもの仲間がいる空間。そして天候に左右されない室内競技。そして、必ずペアでないとできないという点。柔術はその時点で、他のスポーツと違います。
柔術は精神を変える
柔術は健康面での向上は、わかったとして、次に精神面ですが、これも柔術は非常に素晴らしい影響を与えます。まず前提として肉体が変われば心も変わります。ネガティブだった人がポジティブになります。そもそも健康面に問題がある人は、常に痛みを抱えて生きています。その痛みが心を蝕んでいくのです。ですが、体が好調ですと、人は前向きになります。何か新しいことにチャレンジしたくなります。長年暗闇で生きていた人が、光を取り戻すがごとく、柔術で健康になった人が、人生に光を見出すのを、私は何度も見てきました。
何歳からでも始められる
柔術は何歳からでも始められます。何歳からでもかならず上達を感じられます。それぞれの体力に応じて強度を変える練習は容易ですし、打撃がないので、突発的な怪我に見舞われるリスクも低いです。また、強ければ50代の方でも20代の人に負けません。それは体力で劣っていてもです。柔術の技は、効率的に相手を制圧するテクニックの集合体です。制圧した後に、関節技や絞め技で相手からまいったを取る。筋力だけに頼らずとも、相手の力を利用して相手をどんどん不利な状況に追いやることができます。
人が好きになる
人間同士のコンタクトスポーツである柔術は、ソーシャルディスタンスゼロの、まさに濃厚接触スポーツです。ここが気持ち悪い。とか苦手と感じる方もいます。その気持はわかりますが、これはまさに昆虫を食べる前、食べた後、で解釈が180度わかるのに似ています。よくテレビでカブトムシの幼虫を、うわーって言いながら食べたら、濃厚でクリーミーとか言ってバクバク食べてる人いますよね。あんな感じです。要するに食わず嫌いです。(私は幼虫を食べたことないですが)それで、柔術のように他人と日常で濃厚接触していると、不思議なことに相手と自分の境界線(エヴァでいうところのATフィールド)がどんどん融解していくんです。心と心の壁が、どうでもよくなってくるんですよ。そして、そんなに素敵なことはないんですよ。これを繰り返していくと、他人が他人じゃなくなるんです。また、子供の頃に取っ組み合いの喧嘩をしたことある人ならわかると思うんですが、喧嘩するといきなり仲良くなったりするじゃないですが、あれが大人でも起こり得る。それが柔術の摩訶不思議なところです。
仕事にハリがでる
アフター5(実際に17時に仕事終わる人少ないと思いますが)の趣味が柔術だと、仕事が終わるのが楽しみでしょうがなくなります。仕事中も、今日一体何の技練習しようかな?と頭の中で反芻している自分がいます。昨日のスパーの反省点をずっと頭の中で再生している自分もいます。じゃ、仕事が手につかないのか?といえばそういうことはありません。柔術でついた体力のおかげで、集中力が増して、仕事を短時間で仕上げてしまえるからです。また精神もポジティブなため、同僚からも好かれます。人間ポジティブな人はモテるのです。人間関係がよければ、当然仕事にハリがでます。また職場での人間関係向上のために柔術を始めるというのも、アリです。職場の人に、柔術をやっている。というだけで、あいつは怒らせてはイケない。と勝手に一目置かれるからです。
積み上げる習慣がつく
柔術は、柔術でしか使わない、基礎的な動きの集合体です。その集合体を技と呼びます。なので、エビやバーピーといった、聞き慣れない動きを、体に覚え込ませて、それらを瞬時に再現できなければ、技を覚えられません。入門当初は、これらができず、混乱するでしょう。ですが、何度も繰り返し体に覚え込ませていくうちに、自動的に動けるようになります。やがて複雑な技も、シンプルな動きの集合体だとわかるようになり、再現も早くなります。それが技ができるようになるということです。でも、これって実は柔術だけの話ではないですよね。例えば、英語や数学。これらも同じだと思います。柔術で積み上げることの意味がわかれば、実生活でも、何か難しいことを時間をかけてじっくり取り組む習慣ができるようになります。
自分が好きになる
柔術を長期間続けている人に共通しているマインド。それは、昨日の自分と比べて、昨日よりも一歩でも前に進むことができれば、それを糧にして、またあしたやれる。ということです。逆に長く続かない人のマインド。それは、誰かと比べて嫌になるということです。人は成功体験を積んで自分が好きになります。少しづつ自分が進化していき、いつの間にか強くなったときに、自分に自信がつきます。そういう自己肯定感は何歳になっても必要です。人は誰よりも自分が認める事がもっとも大事なのです。
人を尊敬できる
同じ道で自分よりも、上手い人を尊敬できる。これって日常生活だと、どうも忘れがちなんですよね。柔術に魅了されたら、柔術が自分よりも上手い人を尊敬できます。それが年下であろうとも。その気持ちが、とても人間力を高めます。人は生きていて、やはり誰かを尊敬したりされたりすることは、とても純粋な気持ちになれます。人を恨んだり、妬んだりするような事が少なくなるのも柔術のよい効果なのです。
地元が好きになる
TATORUには、様々な年代、職業の男女がいます。特に女性の比率が、他の格闘技道場ではありえないくらい多いのが特徴。普段出会わない、様々な立場の人達と道場を介して、知り合う。利害関係のないコミュニケーションは、非常に楽です。そこには柔術という価値観だけが介在している。柔術こそが共通言語です。そんな仲間と柔術以外にも、いろんな道場内サークルがあるのがTATORUの強み。登山、キャンプ、サイクリング、現在いくつもの企画が生まれています。道場もそこにオリジナルグッズを提供したりとサポートもしています。
負ける事で学べる
柔術の格言で、勝つか学ぶか。というものがあります。柔術の試合や、スパーリングでは必ず時間内に勝敗がつきます。勝った人は、なぜ勝ったかよくわかります。相手がミスをしているからです。しかし負けると、なぜ負けたのか、しばらくわかりません。単純に相手がうまかっただけなんですが、それを分析するのが楽しいのです。あーあそこで、こんなミスをしていたのか。ではそれを克服するにはどうしたらよいのか?これを考え始めます。そして、大抵それは攻略法があります。その点、プレステや任天堂スイッチのように、ゲームが好きな人にもとても親和性が高いです。つまり柔術はゲーム性がとても高いのです。相手を出し抜くために、こっそり練習をするのも楽しいです。次に同じ手にひっかからない。逆に相手を罠にはめる。こういったゲームを楽しめるのも柔術の醍醐味です。そうなると負けることは、むしろ自分の弱点が顕になるので、ラッキーなのです。
食事の味が変わる
当たり前ですが、汗をかいた後の食事は、めちゃくちゃうまいです。食欲が減退してくる年齢に差し掛かっても、アドレナリンと汗を出した後の飯は本当においしいのです。食事がうまいと、生きていることの充実感を得られます。もっともシンプルな生きている実感を得られるのです。健康を噛みしめて、また生活のサイクルを回していくのです。
自分の体を思い通りに操作できる
人は生まれて死ぬまで、自分の体をどこまで操作できるのでしょうか。思い通りに体を動かすことは、ものすごい快感です。柔術の身体操作は非常にメカニカルで、長年続けていけば、日常生活でも、あらゆる物理法則を感じながら、より効率的な方法で動けるようになります。それは自ずと怪我を減らしますし、体を傷めにくくします。物を持ち上げる、ドアを開ける、そういった日常にある動作が、柔術の動きを身に着けていくとどんどん磨かれていきます。そして自分の体の隅々にまで神経の命令が行き届くようになるのは、ものすごい快感です。
健康であることに感謝できる
そもそも体にどこにも不自由がないという時点で幸せである。なんて言われてもピンと来ない方が多いと思います。ですが、柔術をやっていると、こんなに楽しいことを続けられるのは、手足が自由に動かせる五体満足な体で、親が産んでくれたからだ。と感謝することを覚えます。といっても、仮に五体満足でなくても柔術はできますので、ご心配なく。ただ、そんなありがたいことを、意識させてくれるくらい柔術は、自分の体を余すことなく操作することを楽しめます。そして、やがて、それは永遠なものではないと気が付かされます。人はいずれ老いていくからです。その自然の理(ことわり)を感じさせてくれるからこそ、今を生きる。という気持ちにさせてくれるのです。
老いと向き合える
いくら歳をとってもできる格闘技だといっても、ビンビンの若い子にあっという間に抜かれることもあります。それはまるで水戸黄門のテーマ曲を思い出させます。「あとから来たのにおいこされ・・・」これです。ですが、それも素晴らしいことだと気が付きます。その若いビンビンな子も、やがて歳を取り、自分と同じ思いをする日が来るのです。これが生命の宿命なのです。そういった、生きているからこそのサイクルを道場という場所で垣間見れるのです。それは、現代のような何かとバーチャルな場所では味わえない、リアルな出来事だと思います。自分の人生と向き合える絶好のチャンスです。
子供と長く遊べる
お子さんを持てばわかります。子供の方が圧倒的に元気なのです。一方自分の体力は年々衰える。そういったときに、柔術で体を鍛えていれば、子供と長く遊べます。沢山遊べば子供はずっと親のことを好きでいてくれます。また親子で柔術をやることも可能です。TATORUでも数組の親子が、一緒に練習しています。その光景は本当に素敵です。親子で技の研究をしています。そういった親子交流をする機会は年々減っています。定期的に親子で練習することによって、子供の成長を肌で感じることも出来ますし、言葉以上のコミュニケーションが取れるので、非常におすすめです。
危険を察知できるようになる
柔術はそもそもが護身術です。護身術とは、相手の攻撃をかわすというイメージがあると思いますが、それだけではありません。日常に潜む危険を察知する能力が飛躍的にあがります。特に観察力がつきます。たとえば、近所に怪しい車が止まっていたら迂回するだとかも護身術です。角から何か飛び出してくるかもしれない。だとか、そういった予測がつくようになります。そして、もし来た場合、こう避けようというようなシュミレーションが瞬時に行われます。これは柔術をやってない人よりも生存率が飛躍的にあがるということです。特に子供を持つ親なら、我が子の危機を救える可能性もあがりますので、自分だけではなく、家族を守るために柔術をやるべきなのです。そして人的被害。例えば、あおり運転で道路を塞がれた時など。不用意に窓を開けないなどの判断もつきます。そういった平和ボケしていたら、命を落とす可能性があるシーンでも、柔術をやっていれば、最も良い判断を下せるようになるでしょう。また、からだを鍛えていると、そもそもなめられなくなります。そんなバカなと思うかもしれませんが、路上でカマしてくる相手は大抵、相手の戦闘力を心のスカウターで見ています。柔術で鍛えた体はそういったハイエナは敏感に察知します。普段暴力の中で生きているようなハイエナは、相手の強さを常に測っています。だからといって、そういう場所に近づかないのが、そもそもの護身術なのです。そういった人間の動物的な一面においても柔術は存分に役に立ちます。
心が寛容になる
柔術が強くなれば、危険を察知・回避できると同時に、相手をいつでも殺めることができる。と思うようになり、逆に慈しみの心が芽生えてきます。いつでも殺せるのに、俺は殺さないでいる。という意味で心に余裕ができます。どんなにうるさい上司でも、心のなかでバックチョークしている絵を思い浮かべれば、説教も笑って聞いていられるというものです。そして逆に弱いものを守ってやる余裕も生まれます。その結果人徳がつきます。皆に慕われる人間になるでしょう。
筋トレ嫌いでも大丈夫
柔術に強くなるために筋トレをする人はいますが、強い人がみな筋トレをしているわけではありません。筋トレせずとも世界レベルのファイターも沢山います。その理由は、効率的な動きを徹底的に考え抜かれた技にあります。最小限の力で最大限の効果を生む。柔術には様々なテコ(レバレッジ)の原理を使った動きが、編み込まれています。それらを使いこなすことができれば、見た目はひょろっとしていても、戦うと強い。というような達人になれます。筋トレが苦手な人でも柔術は強く慣れます。
成人病予防にぴったり
当たり前ですけど、運動は成人病予防にもっとも効果が高いです。もっとも効果が高いのに、もっともハードルが高いので、皆さん運動不足になります。なぜでしょうか?それは運動が面白くないからです。柔術には、↑にも書いてあるとおり、アドレナリンを出しながら上達していくことができます。もちろん向き不向きはあると思いますが、これまで自分は運動なんて何一つ続いて来なかった。という人でも柔術だけは夢中になれる!という方も多いです。そしてその方々の健康診断の数値は、驚くべき回復が見られるということです。あたりまえですよね。全身運動とストレス解消が同時にできて、食事にも気を使うようになりますから。
軽い気持ちで始められる
柔術を軽い気持ちで始めてほしいです。実際軽い気持ちで始めた人が長続きしています。俺は強くなるぞ!チャンピオンになるぞ!と息巻いている人は、案外すぐ辞めます。逆に「暇だからきたー」くらいの人のほうが、気がついたら5年10年続いていることが多いです。とにかく、心を空にして新しいことを始めるのは大事です。人生において、目をつぶって飛び込んでみた方が、新しい世界が開けることもあります。柔術はその価値があります。

TATORUの魅力

TATORU運営は、柔術というカルチャーを熊本に真剣に広めるために、毎日妥協なく活動しています。その真剣な活動に賛同してくれる会員さんが、年々増えています。現在九州でも、いや、西日本でも最大の柔術専門道場として君臨しているのも、徐々に、柔術の素晴らしさが伝わっているからだと感じています。そしてTATORUでは、始めた人がなるだけ続けてほしいと思って、居心地がよく、そして会費以上のリターンがあるサービスを提供できるように、日々研鑽しています。ここから先は、TATORUならではの魅力を説明します。

大人の社交場・サードプレイス
柔術道場がただの体を鍛える場所ではない。というのは上記を読んでいただければ理解していただけると思います。TATORUに通われる方は、人に会うのが楽しいから。職場や家庭と違う人間関係を育めるからという理由の方も少なくはありません。人がいるところに行くことは、安心感があります。特にここ10年で災害の多かった熊本では、人が集まる場所というのは、非常に貴重です。TATORUに行けば、知り合いに会える。これは狭いコミュニティから飛び出して、これまでと違う人間関係を作るのにぴったりです。最低限のマナーさえあれば、誰でもエントリーできます。
飽き性でも続く
柔術のテクニックは非常に多く、一生かかってもその全てを覚えることは難しいでしょう。世界的に見ても10年ごとにファイトスタイルのトレンドが様変わりするのです。あらゆる達人が、”コンセプト”と呼ばれる技の集合体を体系化したものを紹介しています。柔術家は、そのコンセプトから自分の好きなものをチョイスしていきます。そうやって独自の柔術を設計してく事ができます。つまり、同じ柔術でも人によって、使うコンセプトは様々。スパーリングでは、相手のコンセプトを理解して、その攻略法を考えたり、自分のコンセプトに磨きをかける。そういった面白さにハマってしまったら最後。飽きるなんてことは絶対にありません。ただし、ハマる前にやめてしまう人が多いのも事実です。ハマるまで徹底的に、基礎を学べるのもTATORUの魅力です。
クラスが多い
TATORUのクラスの多さは異常です。毎日やっていて、1日平均4クラスあります。私こと代表高亀は365日ほぼ毎日います。いないときは、海外で最先端の柔術を学びに行ったり、試合の応援に行くときです。クラスは実力に合わせてレベル分けもきちんとされているので、初心者が置いてけぼりをくうこともありません。安心して練習できます。また、朝から晩までやっているので、仕事前に来られる方や、仕事が終わってこられるかた、あらゆる空いた時間で練習できます。柔術ジャンキーは、なるだけ毎日やっている道場に行きたいものです。せっかく好きになった格闘技、週に1回とかしかやってなかったら、つまらないですよね。
何度通っても定額
月会費が男性11,000円を、地方の割には高いな・・と思われる方もいるかもしれませんが、クラスの多さで考えたら激安です。柔術専門道場でここまでクラスが多いところは、日本でも珍しいです。TATORUは、沢山通われる方には、超お得なようにできています。
女性でも始めやすい
TATORUは女性会員が、めちゃくちゃ多いです。会員の25%は女性です。もちろん女性の会費は6500円とお安くしているのもありますが、女性インストラクターがいることと、すでに女性会員が沢山いますので、居場所がない。ということがないのです。柔術は女性にも始めやすいということを、説明したいのですが、うまくできません・・。ただ一つ言えることは、女性で柔術にハマる人は、したたかな方が多いです。柔術が考えて勝てる格闘技だとわかると、ハマるんじゃないかなと思います。
手ぶらでも通える
道着は割とかさばるんですが、仕事に持っていきたくない。というかたも、レンタルで「道着、ラッシュガード、タオル」のセットで、なんと500円です。他の道場ではこのセットで1000円取っているところも、あると聞くので非常にお得だと思います!手ぶらで柔術で汗をかいて、シャワーを浴びて帰ってもらう。ひとっ風呂浴びにいく感覚で来てください。
ちゃんと説明してくれる
TATORUは、クラスで技のメカニズムをきちんと教えます。強くなりたければ見て覚えろ。というような謎なスパルタ指導はやっておりません。もちろん最初は理解するのが難しい柔術の技ですが、それぞれに共通項が多く、そういえば、この動き前にもあったな。という連続で、徐々に体が動いていきます。そして、やがて、言葉が喋れるようになるがごとく柔術が喋れるようになります。技の研究は、スタッフだけでなく、会員さんのほとんどが日々行っていることで、昨今、柔術の技の情報格差は、動画文化により、皆無となりました。よって、あとは道場であれこれ試せば良いのです。事実、高亀もあらゆる教則動画を見て強くなりました。今でも教則動画を見ています。

以上ですが、柔術の魅力と、TATORUの魅力を説明しました。他のどの格闘技道場でも見ないほどの、長文読んでいただきありがとございます。1つでも気になるところがあったら、始める価値はあると思います。では、道場で会いましょう。 

TATORU代表 ⾼⻲洋介